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巻頭エッセイ


第412号 オーラソーマで読み解く『ニューアース』(12)

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■ 1.巻頭エッセイ:
       オーラソーマで読み解く『ニューアース』その12  (2012,05/23)
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オーラソーマで『ニューアース』(エックハルト・トール著)を読
み解く。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4763198726/oshoartunity-22/ref=nosim

「意識の鍵」であるオーラソーマを読み解くヒントとして、シリー
ズでお送りしています。

このシリーズは、オーラソーマで「ニューアース」を読み解くのみ
ならず、「ニューアース」でオーラソーマを読み解く、とも言える
かもしれませんが、「意識の鍵」をつかむヒントとしていただけれ
ばと思います。

(オーラソーマ総合情報サイト ブログの「読書案内」のカテゴリ
ーで、過去の記事を読むことができます。
http://ameblo.jp/aurasoma-unity/theme-10017723052.html

前回の記事はこちらです。
http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-11143667498.html

第七章は「本当の自分を見つける」ということ。

エックハルトのニューアースは、これまでの章ではエゴの構造と理
解、ペインボディについて見てきました。それはエゴとペインボデ
ィで苦しんでいる現状の自分を理解する試みでもありました。

今回は「本当の自分を見つける」ということについてです。
ペインボディを終わらせるためには必要なことです。

ここでの問いは「私は誰か?」
オーラソーマではターコイズのテーマです。

もし、自分がエゴでもなく、ペインボディでもないとしたら、私は
誰なのか?

この問いに対して「すぐに自分は何者かを答えられる人というのは、
エゴの罠に囚われて生涯を無意識に過ごしてきた人だ」とエックハ
ルトは言います。

なぜなら、自分の名前や職業、学歴、健康状態や体つきや自分の送
ってきた人生、そういう自分が同一化している事柄は本当の自分で
はないからです。

オーラソーマでは、ターコイズはアナンダカンダチャクラとして知
られ、第四のグリーンのハートチャクラと第五のブルーの喉のチャ
クラとの中間、4.5のチャクラとして知られています。

ターコイズは色でいうとグリーンとブルーの中間の色、イエローか
らブルーに至るプロセスにおいて、ブルーの少し手前の色です。
(カラーローズを参照)
http://www.aura-soma.co.jp/intro/color_language/

それはどういうことを意味しているのでしょうか?

オーラソーマではイエローは個人であること、「個人の意思」とし
て知られています。
そしてブルーは「大いなる意思」「汝の意思」。
空に広がる青空のように「大いなる存在(Being)」を表します。

ターコイズの個性化のプロセスにおいて、大いなる意識のブルーに
少しのイエローの自己が芽生えたときに「私は誰か?」という問い
かけが始まります。

あるいは、レッドとしての肉体を持って生まれ、イエローの自己に
目覚め、ブルーの大いなる存在に出会うときに「私は誰か?」と問
いかけが生じるのかもしれません。

それは、死に直面したときに、今まで自己だと思っていた肉体も感
情も思考も消えてしまう。
肉体でも感情でも思考でもない自己というのはあるのだろうか?

私はどこから来てどこに行くのだろうか? という問いかけとも言
えます。禅では「父母未生以前の本来の面目如何」という公案にも
なっています。

本来の私たちは大いなる存在(意識)であったのに、小さなイエロ
ーに同一化してしまって、それが自分だと思ってしまったところに
すべての問題の始まりがありました。

エゴの構造とペインボディでは、レッド、オレンジ、イエローにつ
いてのチャレンジの側面の理解でした。

それらの色(エネルギー)にはそれぞれの役割があって、それは人
間として生きるには不可欠のものです。しかし、そのことに同一化
してしまったところにすべての苦しみ、痛み、悩みが生じたのでし
た。

それは「本当の自分」を知らなかったことによるものです。
それでは「本当の自分」って誰なのでしょう?
そこがこの章でエックハルトが語っていることです。

そもそも私たちは自分自身をどの程度知っているのでしょうか?

エックハルトはここで、それをはかる物差しについて面白いことを
言っています。

「自分を何者だと考えるかによって、自分には何が必要で、自分の
人生で何が大事だと感じるかが決まる。そして自分にとって大事だ
と感じることは、あなたを動揺させたり慌てさせたりする力を持っ
ている。そこで何に動揺しあわてるかを、自分自身をどれくらい知
っているかの物差しに使うことができる」

例えば、「自分が不死のスピリットだと知っている」「私が望むの
は平安だけだ」と言っている人でも、自分の持っている株価が大暴
落したり、仕事に失敗したり、自動車が盗まれたり、誰かがあなた
のミスだと言ったりすると、動揺し、落胆し、攻撃し、自己防衛し、
自分を正当化しようとします。

つまり、そうなってしまうのは、心の平安以上に大切なこと、不死
なるスピリットよりも、取引や金銭、喪失や喪失の脅威の方が重要
だったからで、自分をそれと同一化している証拠だというのです。

そこで、エックハルトは言います。

「もし平安を望むなら、平安を望めばいい。
どんなことよりも心の平安が大切なら、そしてほんとうに自分は小
さな自分ではなくスピリットだと感じているなら、挑戦的な人々や
状況に直面しても反応せず。静かに観察していればいい。

状況に抵抗するのではなく、即座に状況を受け入れ、それとひとつ
になればいい。そうすれば観察する中から自ずと答えは出る。

あなたが自分だと感じる小さな自分ではなく、本当のあなた(意識)
が答えを出す。その答えは力強くて効果的で、誰もどんな状況も敵
にまわすことはないだろう。

世界は必ず自分にとって大事なことをつきつけてくるから、自分を
何者と考えているつもりであっても、長期間誤解し続けてはいられ
ない。とくに難題が生じたとき、人々や状況にどう反応するかで、
自分がどれほど深く自分を知っているかが暴露される」

自分を何者かと考えるかを知ることはとても大切です。

なぜなら、私たちの現実は、自分が何者かと考えているかという妄
想の上に築かれているからです。

それはいわゆる「引き寄せの法則」としても知られています。

例えば自分は貧しく、自分には欠乏している──お金や承認や愛が
──と考えていると、いつも欠乏するようなことを引き寄せ、欠乏
ばかりが目につく人生を生きることになります。

逆に自分の中の豊かさを認めて、その豊かさに基づいて生きていけ
ば、豊かな人生を引き寄せることができるようになるのです。

自分が物惜しみしているとすれば、自分は小さくて与えるものがな
い、と奥深くで信じているからだ、とエックハルトは言います。

では、どのようにすればそのような妄想やエゴを終わらせ、本当の
自分を見つけることができるのでしょうか?

エックハルトは次のように言っています。

「現在という瞬間を友人としようという決断は、エゴの終わりを意
味する」

なぜなら、エゴは決して現在という瞬間と仲良くできないからです。
エゴは「いま」を無視し、抵抗し、貶めるようにできているからで
す。

エゴが「いま」に対応する方法には三つあります。
未来のための目的の「手段」として対応する、「障害」として対応
する、「敵」として対応する。

「いま」を、今よりももっと大事だと考える未来のための「手段」
として対応していると、あなたはいつもどこかに行こうとして忙し
く、決して「いまここ」に腰を落ち着けることができません。

このパターンがひどくなると、現在という瞬間が克服すべき「障害」
のように見えてきます。現在、人の慢性的ないらだちや欲求不満、
ストレスはこのように生じてきます。

こうなると人生は「問題」で問題を解決しなければ幸せになれず、
満たされず、本当に生きることができないと思い込んでしまいます。
でも、問題はひとつ解決しても次から次に問題が出てくるので、い
つまでたっても問題に終わりがありません。

最悪なのは、現在という瞬間を「敵」として対応することです。
自分がしていることが嫌だとか、状況に不満だとか、起っているこ
とや起ったことを憎んでいるとき、あるいは頭のなかの対話がこう
すべきだとかこうすべきでないとい判断や非難や不満であふれてい
るとき、あなたは「あるがままのいま」に反論し、すでにある現在
に文句をつけ、人生を敵に仕立てていることになります。

そうすると、外部的な現実は常にあなたの内的な状況の反映なので、
あなたは当然敵対的な世界を経験することになります。

では、どうすればそれらのエゴを解消し、本当の自分を見いだせる
のか、エックハルトは究極の鍵を教えてくれています。

「無抵抗は宇宙最大の力を開く鍵である。
その力によって意識(スピリット)が形から解放されて自由になる。

(どんな状態、どんな出来事でも)形に対する内なる抵抗は、形の
絶対的なリアリティの否定だ。抵抗すると、形への同一化であるエ
ゴを含め、世界と世界のものごとはますます実際よりもリアルに、
頑強に永続的に見えてくる。
そうすると形の動きの世界を生存競争と誤解し、その誤解があなた
の現実となる」

難しい表現になっていますが、要するに「人生に言い続けてきたノ
ーがイエスに変わるたびに、あるがままの瞬間を受け入れるたびに、
あなたは時間とエゴを解体する」ということになります。

ラハシャ博士の「ハートからのカウンセリング」を体験された方は
これがどういうことかはよくわかるかと思います。

「ハートからのカウンセリング」は、まさにこのエックハルトの考
えを実証するやりかたです。

エゴの構造とペインボディの原因を明らかにし、「本当の自分を見
つける」ことでペインボディやエゴによって作りだされている苦し
みや悩みから解放されていくプロセスなのです。

エックハルトは、このプロセスを「夢の中で目覚める」というふう
に言っています。仏陀が言うところの、この世は夢幻の世界だとい
うことに気づくことと同じです。

「夢の中で目覚めること」それが私たちの目的であり、それが本当
の自分を知ることなのです。

「夢」があるためには、「夢を見る人」が必要です。

「夢」とはこの世界のことで、形がつかの間に演じるドラマのこと
です。すべては移ろいゆく相対的な現実です。

この肉体やエゴ、さまざまな出来事、状況や思考、感情、欲望や野
心、不安や恐怖、すべてはやってきて、気づかないうちにまたやっ
てきた無へと消え去っていくものです。

「夢見る人」とはそれらの形が現れては去っていく場、絶対的な現
実を意味します。そこに夢が現れ、夢を可能にする基盤です。

相対性の影にある絶対性、時間の影にある無時間、形の影にある意
識。つまり、「夢見る人」とは意識そのものであり、それが本当の
あなたなのです。

つまり、オーラソーマでいうところの大いなるブルーの意識、それ
が本当のあなたなのです。

エックハルトは言います。

「生きる歓び(真の幸福はこれだけだ)は、形や所有や達成や人間
や出来事を通じてもたらされはしない──起る出来事を通じてもた
らされることはあり得ない。その喜びは外からもたらされることは
決してない。それはあなたのなかの形のない次元から、意識そのも
のから放出されるものであり、したがってあなたと一体だからであ
る」

ユニティインスティチュートでは、そのことを同心円で説明してい
ます。

肉体や出来事や思考や感情、それは同心円の外側の表面的な世界で
す。それは相対的な世界であり、そのような外側の思考によって引
き寄せられる世界は、たとえそれがポジティブな思考によって引き
寄せられようとも、相対的な出来事でしかありません。

本当に充実した人生を生きていくには、より本質的なものによって
生きていく必要があります。そのことを「内なる引き寄せの法則」
「本質の目覚め」によって学んでいきます。

そして、小さなエゴを超えて大いなる存在と調和して生きること、
エックハルトの言う「宇宙の力と自分を調和させること」を「シン
クロニシティの法則(旧「恩寵の法則」)として学びます。
https://unityinstitute.jp/schedule/booking.cgi?code=120714-16Pr_EL1_f
http://unityinstitute.jp/livingyoudestiny/

エックハルトの「ニューアース」も、オーラソーマの世界も、ラハ
シャの「ハートからのカウンセリング」も、ユニティインスティチ
ュートの学びも、それらはすべて「本当の自分」を知る試みなので
す。

それは形のある世界と形のない世界、目に見える世界と目に見えな
い世界の両方に気づいていくことによってなされます。

エックハルトは言います。

「あなたが見て、聞いて、感じて、触れて、考えることはすべて、
いわば現実の半面でしかない。形だ。

空間がすべてのモノの存在を可能にするように、また静寂がなけれ
ば音もあり得ないように、あなたも大切な本質である形のない側面
なしには存在できないはずだ。
私はそれを「大いなる存在(Being)」と呼びたい。

「大いなる存在(Being)」は物事の存在に先行する。
物事の存在とは形であり、中身であり「起っていること」だ。
物事の存在は生命(人生)の前景で、「大いなる存在(Being)」は
いわば生命(人生)の背景にあたる」

「ほんとうの自分」とは小さなエゴではなく、「大いなる存在
(Being)」なのです。

「私は誰か?」それは大いなる存在からの問いかけなのです。

                           尚 記


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