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巻頭エッセイ


第496w号 鮎沢さん「季節の色2」(25):氷色

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■ 1.巻頭エッセイ:鮎沢玲子さんの
           季節で楽しむ日本の色 Vol.2 ≪氷色≫ (2014,1/1)
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あけましておめでとうございます。

オーラソーマはイギリス生まれのカラーケアシステムですが、イギ
リスで生まれて30年、そして日本に渡ってきて20年の年月が経
っています。すでにイギリスで生まれて3分の2を日本で過ごして
いるのです。

そのオーラソーマを日本人の目で、日本人の感覚で見たらどうなる
だろう? というのはこの企画の始まりでした。

日本人は世界でもまれにみる優れた独創性と感性を持っている民族
です。

その感性は日本の四季や風土によって形成されたものでもあります。

生まれながらそのなかに育ってきている日本人にとっては、あまり
にもあたりまえになってしまっているがために気づかないことが多
くあります。

私は20数カ国世界を旅し、海外の人たちともつきあうことが多い
と、その日本人の独自性、海外の人たちとの感性の違いということ
にも気づく機会が多くあります。

海外の人たちからも、スパゲティはイタリアよりもおいしく、フレ
ンチもフランスよりもおいしい。日本のようなおいしいリンゴは世
界には存在しない、と言われます。

実際ミシェランガイドで評価されているレストランは、日本が本場
のフランスよりも数倍多かったりするそうです。
しかも、本当に美味しい日本のレストランは、ミシェランガイドに
掲載されて下手に評判になることを嫌うそうで、そういう板前さん
のいるレストランはそういうガイドには掲載されずに、知る人ぞ知
るレストランとして存在しています。つまり、日本の味の基準はそ
ういう世界基準を超えているようです。

食事に限らす、海外に行けば行くほど、日本のすばらしさに目覚め
ることが多くあります。

日本ほど食事がおいしく、文化の香り高く、平和で、治安もよく、
自由で、平等で、物資にも恵まれ、インフラも学校も病院も整備さ
れ、保険制度も完備されている国というのは世界でも珍しいのです。

日本に生まれただけでも、宝くじに当たったぐらいにラッキーなこ
とだと思えます。

それなのに、日本人は自分の国のことを愛せないらしく、日本を好
意的に評価した日本人は、2012年の調査では41%とパキスタンにつ
いで二番目の低さだったそうです。
ちなみに、自国に対する評価が高い順に、カナダとブラジルが88%、
中国が86%、フランスが75%、ロシアが72%、英国が71%、米国と
ドイツが67%でインドが64%と高く、50%を下回ったのは日本とパ
キスタンだけだったそうです。
(「日本人はいつ日本が好きになったのか」竹田恒泰 PHP新書)
http://p.tl/PSf1

その大きな原因のひとつとしては、敗戦後アメリカの占領軍のGHQ
が日本の報復を怖れて報道と教育に施した「War Gult Information
Progtam」(日本人の潜在意識に戦争についての罪の意識を植え付
ける宣伝計画)がまんまと成功したことにもよるようです。

しかし、平成23年に起きた東日本大震災当たりを契機に、日本人
の意識にも変化の兆しが生じてきたようで、「日本が好き」といえ
る日本人が増えてきたようだ、と竹田恒泰氏は同書の中で語ってい
ます。

通常あのような大きな災害のときには、世界では略奪とか暴動が起
るのあたりまえとされていたのが、日本の被災地ではいっさいその
ようなことが一切なく、それどころか、整然と食料やガソリンの配
給を待ち、お互い助け合う姿があり世界の人々を感動させましたが、
同時にその危機に直面して日本人自身が日本人としての意識に目覚
めたのかもしれません。

日本は世界でも稀にみる恵まれた素晴らしい国でありながら、統計
によると自殺者が年間3万人を超え、先進国の中でも上位であり、
うつの人たちが100万人を越えています。

そんななかで日本におけるオーラソーマの役割があるとすれば、魂
の鏡を通してそれぞれの人たちが自分自身の美しさに目覚めること、
そしてまた、色を通して自分たちが住む日本の文化のすばらしさや
その感受性に目覚めていくことだと思うのです。

自分の素晴らしさや可能性に気づき、日本人としても誇りを持つこ
とができれば、より自分を愛することができるようにもなり、自分
の未来にも希望を持つことができるでしょう。

「日本の色」を通して「日本人であること」を思い出し、本来の自
分を思い出す機会にしていければと思います。

2014年、あなたにとりまして、素晴らしき年になりますように。

それでは、鮎沢玲子さんの季節で楽しむ日本の色 Vol.2 ≪氷色≫
をお楽しみください。
                           尚 記


       ………○…………○…………○………

あけましておめでとうございます。

2014年の元日にお読みいただく、最初のメールマガジンが「日
本の色」をテーマにしているのは偶然ではないように思います。

お正月には「日本人であること」を思いださせてくれるものがたく
さんあります。

門松(かどまつ)や注連(しめ)飾り、和服や和食のおせち料理、
デパートのBGMさえもお琴の音色。

このメールマガジンを通して「日本の色」と「オーラソーマ」の間
に、より鮮やかな橋を架けていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いします。


さて今回は、真冬ならではの色・・・「氷色」です。

一年の大半を、雪と氷に囲まれて生活するエスキモーたちは、白い
色を区別する言葉だけで、数十種類も持っていると聞いたことがあ
ります。

佐藤邦夫著「日本列島・好まれる色 嫌われる色」によると、色を
見分ける能力は、18歳くらいまでの生育環境で決まるのだそうで
す。

色の経験値が高いほど、色を見分ける能力は身につきますが、太陽
光線や湿度、日照時間といった自然環境の違いも大きく影響します。

この本のなかの記述です。

ある美術大学で、学生にポスターカラーで色相通りに色を塗るとい
う授業をしたところ、出身地により大きな違いが見られたそうです。

主に東日本出身者は寒色系(緑、青緑、青、青紫)を正確に見分け、
西日本の場合は暖色系(赤紫、赤、橙、黄)が得意だということが
わかりました。

日本は南北に長い国土であることから、単一民族でありながら色の
好みは他に類を見ないほど多様なのだそうです。

四季の変化により、同じ場所でもさまざまな光線の違いを体験する
ことができ、自然に色彩感覚が磨かれます。

著者によると、日本は「色彩超大国」だと言います。


平安時代において「氷色」は、冬の装束のなかで格別な思い入れを
感じる色です。

「かさねの色目」と言って、平安貴族たちは衣を何枚も重ね着し、
そこに現れる配色に名前をつけました。

かさねによって季節感を表現し、着用する時期を定めています。


「氷」と名づけなれたかさねは、光沢のある白い薄物の下に、また
白を着て、まるで幾重にも重なった氷の層のよう。

氷の冷たさを白一色で表しています。


また、同じ白の薄物でも、下に紅梅色(薄い紅色)の衣を着るのが
「雪ノ下」

白い生地の下に紅色が透けて見え、梅の花にうっすらと積もった雪
をイメージさせます。

どちらも冬のかさねの傑作です。


真冬の時期、一見すると自然界には色が少ないように感じます。

しかし、氷の色、雪の色、霜が降りた草の色、雪をいただいた山の
色・・・。

似たように見える色の違いを見極める目を養うチャンスのとき。

あなたの身近にあるさまざまな色に、繊細な目をそっと向けてみて
ください。


(※こちらで画像付きで掲載をしています。
 http://ameblo.jp/aurasoma-unity/entry-11738785314.html


       ………○…………○…………○………


鮎沢玲子(あゆさわ れいこ) プロフィール

有限会社「カラーズガーデン」代表。
英国オーラソーマ社公認ティーチャー。
栃木県宇都宮市生まれ 生家は染物屋を営む。
中学校美術教師を経て、インテリアコーディネータとして14年間
住宅メーカーに勤務。
2002年よりオーラソーマ・プラクティショナーとして独立開業。
2006年より公認ティーチャーとして活動中。
http://ameblo.jp/aurasoma-c-garden/

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