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巻頭エッセイ


第154号 タロットとオーラソーマ その3

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■ 1.巻頭エッセイ:タロットとオーラソーマ その3
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ヴィッキーさんは、オーラソーマは新しい皮袋に古いワインを入れたようなも
のだと語っています。

新しい皮袋というのは、イクイリブリアムをはじめとするオーラソーマシステ
ムであり、古いワインというのは古くからの知恵、色の言語や色の暗号、チャ
クラやオーラ、サトルアナトミーなどの人間のエネルギーシステムの理解、ク
リスタルやハーブのエネルギーの理解、数秘術や占星術、生命の木やタロット
の知恵、ということになります。

タロットはオーラソーマシステムにおける、その古いワインのひとつのテーマ
でもありますし、またレベル3で学ぶメインテーマのひとつでもあります。

ですから、ここでタロットについての理解をしておくことは、イクイリブリア
ムの理解にタロットを使っていく際の助けになるでしょう。

タロットというのは、その歴史と起源を調べてみると、いろいろな説があり、
かつ、またその解釈にもさまざまな変遷があることがわかります。

タロットの起源の説として、古代エジプトのトート=ヘルメスによって発明さ
れ、それがジプシーの手に渡りヨーロッパに広まったという説や、あるいは古
代ユダヤ教に起源があるという説などがあります。あるいは単に15世紀の北
イタリアで発明されたゲーム用のプレイイングカードのバリエーションだとす
る説もあります。結局のところは謎であり、よくわからないというのが本当の
ようですね。

ただ、ここでタロットの時代とともに移りゆく変遷をみておくことは、オーラ
ソーマシステムのニューイオンタロットを解釈していく際の助けにもなるでし
ょう。

タロットには大アルカナ22枚のカードと小アルカナ56枚のカードがあり、アル
カナには「秘儀」という意味があります。一般的なイメージとしては、その図
柄やカードのテーマも神秘的ですので、秘教的な意味があるのではないか、と
考えられています。

それは、そのようにタロットをとらえるのは、一般に流布しているクローリー
のタロットやライダーウエイト版のタロットのイメージによるところが大きい
のです。

タロットの歴史や起源の沿って、どのように使われてきたかを見てみると、ト
ランプのように庶民の間に遊戯として使われていたことがあり、ジプシー占い
の起源説があるように、恋占いや人生占いなどのの占いの道具としても使われ
てきています。また、クローリーやアーサー・ウエイトのようにオカルト的、
魔術的、秘儀的なものとして扱われてきた歴史があります。

最近ではニューエイジ・ムーブメントやユング心理学などを背景に、心理学的
な観点から解釈したり、あるいはセラピーや瞑想のツールとして使われるよう
にもなってきています。

そして、今ではオーラソーマシステムのなかで、ある意味、大きな位置を占め
てきているわけですが、そのタロットをどのようなものとして見ていくことが
できるのでしょうか?

オーラソーマシステムの中でのタロットの位置づけを知るためにも、タロット
とはどういうものなのかについて客観的に知っておくことは有益です。

タロットの歴史を見てみると、いくつかの影響を与えた書物があり、その影響
の下にタロットの歴史が形成されてきているのがわかります。

そのひとつの大きな影響を作ったのがクール・ド・ジュブランという学者の書
いた、1781年に出版された「原始世界」という全八巻の書物です。

この書物は、過去の古代文明に関する百科全書ともいうべき内容で、原始社会
というのは、人間の文明のもっとも輝かしい黄金時代、つまり失われた古代文
明についての書物です。

この第八巻目に、タロットカードを秘教的な伝説のひとつである古代エジプト
に遡って考えようとする、古代エジプト起源説が主張されていて、それが後の
エジプト起源説に影響を与えているのです。

ところが、その出版の16年後にナポレオンのエジプト遠征中、1799年に古代の
石碑ロゼッタストーンが発見され、その23年後にはフランスのエジプト学者ジ
ャンフランソワ・シャンポリオンが古代エジプトの神聖文字ヒエログラフの解
読に成功したので、そのような古代エジプトの実体のない仮説であることがわ
かりました。ですので、今では否定されている仮説でもあります。

その「原始社会」の第八巻では、もうひとつのエジプト起源説、ド・メレのエ
ッセイも引用されています。そこでは、エジプト人は実際にタロットカードを
使った占いをしていたと主張し、22枚のカードは22文字のヘブライ語のアルフ
ァベットに対応し、そしてそのカードの意味も、それに対応するヘブライ語の
持っている意味から解釈できるとしたのです。

それを引き継いだのがフランスの占い師エティヤで、「原始社会」の数年後に
「タロットと呼ばれるカードのパックで楽しむ方法」が出版され、それがタロ
ット占いの歴史の中での決定版となって、タロット占いの具体的方法論となり
ました。

これに基づき、フランス革命の年、1789年にエティアのオリジナルタロットパ
ックが製作され、史上初の占い用タロットパックが流布しました。

これらの占いタロットの系列とは別に、オカルト・タロットの系列の歴史があ
ります。

オカルトというのは、本来は精神によって理解されないもの、あるいは理解不
能なものであり、悟性や通常の意識を超えたものをいいますが、呪術、占星術、
錬金術、神智学など、隠された神秘なる自然の働きに関する知識、あるいはそ
の利用など、古代的、中世的と称される諸科学などを含んで考えられています。

このオカルティズムのタロットの源泉となったのが、1854年から1855年にかけ
て出版されたエリファス・レヴィ(アルフォンス=ルイコンスタン)による
「高等魔術の教理と祭儀」です。

このなかでは、タロットが魔術理論の中心となり、タロットは占いの道具とい
うよりも「高等魔術」のシステムを構成する要として位置づけられることにな
りました。

ここで「高等魔術」というのは、主にユダヤ教神秘主義と知られるカバラの教
義のことを指し、カバラとタロットが相補うものとして位置づけられたのです。

カバラというのは、ユダヤ教の秘教的伝統のことを表しますが、このカバラの
思想の根幹をなすのが「生命の木」と呼ばれるものです。

ユダヤ教は、一元的な神を中心に置く世界観であり、一神教的な神が不在の仏
教や多神教的な日本古来の神々を信ずる神道などとも根本的に異なった考えで
す。

このカバラの思想の中では、不可知の神、無限を意味するエイン・ソフとして
の神が世界の創造として顕現したものが「生命の木」ということになります。

そして、この神の顕現としての世界創造として現れたプロセスを遡っていき、
神と合一していくための手がかりとそのプロセスの地図がこの「生命の木」と
なるのです。

つまり、生命の木への瞑想、祈り、幻視、知的省察などの方法によって霊的進
化をとげていくことがその根本思想としてあるわけです。

ユダヤ教カバラにおいて、ヘブライ語のアルファベットは、その一文字一文字
自体に重要な意味があると考えられ、タロットカードの一枚一枚がヘブライ語
のアルファベット秘等ひとつが持つ意味を絵にしたもの、すなわち「絵文字」
だとレヴィは考えたのです。そうすることによってレヴィはタロットカードの
隠された意味を読み解こうとしたのです。

ここで、タロットの大アルカナの枚数とヘブライ語のアルファベットがともに
22あるという数の点で対応されました。

そして、スートの「エース」から「10」までのカードを、生命の木のセフィロ
トに配属することによって、タロットカード78枚のすべてをカバラのシステム
に結び付けられました。

この系統から作られたのが、現在普及しているクローリーとウエイト版のタロ
ットなのです。

つづく・・・

                                尚 記

もう少しオーラソーマについて知りたい方は、
次にお進みください。



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