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巻頭エッセイ


第696号 【パリさん】:「何か」に成るためには

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■ 1.【ぱりさんのオーラソーマ】:「何か」に成るためには (2016,11/30 水)
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今週の【ぱりさんのオーラソーマ】では、人間心理のパノラマ
「カラーローズ」に展開されているという二元性の原理について
語られています。

二元性の原理は、この物理世界の原理であり、陰陽の原理としても
万物普遍の真理とされています。

それは、この現象界や人間真理の表層の世界に作用します。

人間のマインドの欲望や願いにも二元性の原理が働きます。

しかし、さらに深い人間の内面の世界は、一元性の原理が作用して
います。

人間の意識は多重構造をしています。

ハート瞑想では、物質の現象界やマインドや感情などの表層の人間
心理よりも、さらに深い「本質」や「中心」の層にまで触れていきます。
http://unityinstitute.jp/meditation/heart.html

そのとき、あなたはひとつです。

勝ちも負けもないし、あなたは私、私はあなた。

あなたも私もない、ひとつにつながった世界があります。

色の世界は、すべての次元に浸透しています。

物質や現象界の色、マインドや感情の色、「本質」の色。

そして、その中心には、光そのものがあります。

カラーローズの中心が白い光になっているのは、その光がすべてに
浸透していることを表しています。

「オン・マニ・パドメ・フム」

「自分が蓮の花となって開花し、内なる仏性が輝きだし、ピンクの
慈愛の光を放射する」

仏性の白い光が、慈愛の「本質」のピンクを通って放射されていき
ます。

知恵の「本質」を通って放射されれば、それは後背の黄金の光、
ペールイエローの光になります。

信頼の「本質」を通って放射されれば、ペールブルーの光「汝の意思」
の光となります。

その本質の光とつながるのが、クイントエッセンスです。

「本質」の色には二元性はありません。

「何か」に成るという世界は、外側の世界と現象界の世界に作用する
法則です。

ですから、そこは二元性の世界です。

でも、「ただ在る」という世界は、一元性の世界です。

「アイ・アム」「私は在る」という世界は神の世界であり、すべて
がひとつの世界です。

それでは、【ぱりさんのオーラソーマ】:「何か」に成るためには
を、どうぞお楽しみください。

今日もすてきな一日を!

                           尚 記


       ………○…………○…………○………


ときどき、幕あいに顔を出す、「オーラソーマ」をちょっと部外者
的な立場から眺めてみる【ぱりさん】シリーズです。^^;

オーラソーマのカラーローズを“全人間心理のカラーインデックス”
に見立てて、その内部的なダイナミクスを連想して楽しんでいます。

ちょっと理屈っぽいですが、常識だけでおつきあいいただければ、
案外、おもしろがっていただけるかもしれません。

「カラーローズ」は人間心理のパノラマです。
http://www.aura-soma.co.jp/intro/color_language/

ただ、ここでいう人間心理とは、人間が結果として味わう悲喜こも
ごもの多様な人間心理のことではなかったのでした。

「カラーローズ」に展開されていたのは、知覚可能な体験を願った
【意図(欲望・願い)】の元型でした。

「意図」「欲望」「願い」という言葉は、それぞれ少しずつ包含が
違い、異なるニュアンスを持っています。

「欲望」というと個人的な野心みたいな雰囲気もあり、「願い」と
言えば何か健気で純真な響きのようにも聞こえます。

でも、これらの言葉をひとまとめにできる、何か共通するニュアンス
があることも間違いありません。

それは何だと思いますか?

それはおそらく、ひと言で言うなら、「あるがまま」に対して、
注文があるということではないでしょうか。

もっと幸せになりたいとか、今の幸せがつづいてほしいとか・・・。

いずれにせよ、現象はなるようになるのですが、そのなるようになる
「あるがまま」でいい、とは思っていない。(*^_^*)

「意図」も「欲望」も「願い」も、どうしたい、どうなってほしい
という、現象に対する期待、考えがあるということです。

「意図」や「欲望」や「願い」を持つことは、人間としてはとても
当前のことです。

人間、つまり個人であるとは、こうなってほしいという、現象に
押しつけたい意見をもつことなのです。

ところがおもしろいことに、その「意図」「欲望」「願い」の内容は、
誰に聞いても、まった同じということはないのです。

なぜなんでしょうね? (?_?)

誰もが、幸せになりたいんですよ。

だったら、誰の願いも、みんな同じでもいいはずですよね。

みんな、幸せになりたいだけなんですから。

ところがですね、誰もが幸せになりたいのですが、その「幸せ」の
イメージが、どの二人をとっても同じではないのです。(@_@)

みんな幸せになりたいだけなんですけどねぇ・・・。(-_-;)

(*^_^*)

つまりですね、簡単に言うとこういうことです。

たとえば、1組の太郎君の願いが、「今度のクラス対抗サッカーで
1組が勝ちますように」ということだったとします。

ところが、2組の次郎君の願いは「今度のクラス対抗サッカーでは
2組が勝ちますように」ということかもしれません。

いや、その可能性がとても高い。(^_-)

たとえば、2020年には東京でオリンピックが開催されるそうです。

ところで、私たち日本人は2020年東京でオリンピックで、中国
選手の戦果が日本選手の戦果を圧倒することを願うでしょうか?

ありえませんよね。(^_-)

中国の人たちだって同じでしょう。

だから、1組の太郎君の願いと2組の次郎君の願いを、笑える人な
どいないわけです。

じゃ、同じく幸せを願っているだけなのに、太郎君の願いと次郎君
の願いは、なぜ違うのでしょう?

言うまでもなく、太郎君と次郎君とでは、幸せに至るための現象
イメージが違うからです。

太郎君は、誕生後に聞かされ、学習した物語を自分だと思っていて、
次郎君も次郎君の物語を自分だと思っているからです。

太郎君の幸せのイメージは、太郎君が持っている物語の観点から
編みだされます。

同じく次郎君の幸せのイメージは、次郎君が抱えている物語の観点
から編みだされます。

太郎君は太郎物語を自分だと思っており、次郎君は次郎物語を自分
だと思っているわけです。

もし、全能の神様がいて、この太郎君と次郎君の願いを両方とも
叶えてあげようとしたら、その神様はどうすると思いますか?

たぶん、太郎君には1組のチームが勝つ夢を、次郎君には2組の
チームが勝つ夢を見させてあげるのではないでしょうか。

それしか、方法はないですよね。

おそらく、そんな夢が流行っている次元もあるかもしれません。

でも、もしそういう物語を望む「欲望」「願い」しか存在しなかっ
たら、私たちが生きているこの世界はありません。(^_-)

人間の世界にも、童話の世界というのがあります。

最後に「・・・それから、お姫様と王子様はずっと幸せに暮らし
ましたとさ」というふうに終わる世界です。

でも、そういう物語で満足していた子どもたちも、いつまでもその
ままではいません。

いつかはきっと、これではあまりにも“嘘っぽすぎる”と思うよう
になっていくのです。

俺はそんな“子どもだまし”の甘いオブラートの掛かった夢なんか
観たくない、もっとリアルなほんとうの真実を知りたい、と。

もし、そういう願いのエネルギーがあったら、もっと深刻な、痛烈
に本物っぽい物語の方を願うでしょう。

そしたら、そんな「欲望」「願い」を満足させるには、全能の神様
だって、それなりの夢を提供しなければならない。(^_-)

その物語のなかでは、一方が勝ったら、もう一方はその勝利を裏づ
けるために、敗北の苦さを味わわなくてはならないはずです。

そのようにして実現しているのが、私たちがいま観ているこのリア
ルな物語世界なのです。

この物語を実現するは、どうしても【分離の夢】が必要です。

つまり、現象のなかに全体から切り離された個別の運命を持つ実体
が存在する、という信念と、その経験が必要なのです。

それが、私たちが住んでいる(と思っている)現象世界です。

ここでは、太郎君の夢と、次郎君の夢は、互いに干渉し合わなけれ
ばなりません。

つまり、太郎君の勝利を演出するためには、次郎君の敗北が必要な
んです。

そしてじつは、これこそが現象世界というものの本質です。

つまり、【何か】を現象させるには、その【何かではないもの】を
同時に現象させなければならないということです。

現象世界に関して、これだけは外すことのできない法則です。

「二元性の原理」といいます。

このことは、一見、難しそうにも聞こえます。

でも、難しそうに聞こえるのは、じつは、これは誰も聞きたくない、
見たくない、話だからなんです。

テレビドラマに夢中になっているときに、画面のなかにテレビカメラ
やスタッフが映り込んだら、邪魔ですよね。

夢から醒めちゃう。(^_-)

そんなもん、見たくないんです。

それと似ていて、「二元性の原理」というのは、その事実自体は、
けっして理解が難しいようなことではありません。

白鵬と稀勢の里が相撲を取ったら、どちらかが勝ち、その相手は
負けなければなりません。

こんなの当たり前で、小学生だって知ってますよね。(^_-)

だって、白鵬と稀勢の里が相撲を取って、白鵬も稀勢の里も両方
勝ったら、そんなの相撲じゃないじゃないですか。

片方が勝ったら、その相手は負けるしかない。

こんなバカなゲームを誰がやりたがるのかと思うかもしれませんが、
これが意外と、ご存知のように、大流行しているのです。

勝者を創造するには、同時に敗者も創造しなければならない。

【何か】に成るためには、その【何かでないもの】を創造しなけれ
ばならないのです。

これが【何か】に成るということをを実現するための「現象世界」
の不可避の構造です。

そして、この【分離の夢】を強制している人は、誰もいません。

だって、強制する必要なんてないんです。

この【分離の夢】からは、たくさんの満たされなかった「欲望」
「願い」「憧れ」が分泌されるからです。

その満たされなかった「欲望」「願い」「憧れ」が、新たなエネル
ギーとなって、この【分離の夢】に入ってくるのです。

もちろん、この夢に見飽きて、解体してしまう「欲望」もあります。

でも、ここでは“少子化問題”の心配はありません。(*^_^*)

解体してしまう「欲望」「願い」「憧れ」に倍する勢いで、新たな
「欲望」「願い」「憧れ」が再生産されているからです。

じゃ、その新たに生まれてくる「欲望」「願い」「憧れ」って、
どんなものなのか、って思います?

でも、あなたはそれを知っているんですよ。(^_-)

もう、ここでは、何度もそれに触れています。

ほら、あの仮想の条件下で幸せを求める「ゲームの規則」。

欲望の種類も、配置も、欲望間の規則も、すべてなにもかも、公開
されています。

その公然の秘密を展開しているのが「カラーローズ」です。


      【カラーローズの欲望・願いの配置】

              ●←ブルー
            独存し、安らぎたい
ロイヤルブルー→○     ・     ○←ターコイズ
  真理・真実を知りたい        全智・全能でありたい
          ・    ・    ・

ヴァイオレット
   →◎      ・  ・  ・      ◎←グリーン
脱出したい、超越したい         見晴し、受け容れたい
      ・              ・
        ・   ・ ・ ・   ・
          ・      ・
マジェンタ       ・・・・・     オリーブグリーン
  →○ ・ ・ ・ ・ ・ ○ ・ ・ ・ ・ ・  ○←
無条件でありたい    ・・・・・      調和したい
          ・      ・
        ・   ・ ・ ・  ・
      ・              ・
レッド→●      ・  ・  ・      ●←イエロー
自己を貫徹したい            知りたい、体験したい
          ・   ・   ・

         ・     ・     ・
   コーラル→○           ○←ゴールド
  育みたい、守りたい   ・    豊かで、自立したい

              ◎←オレンジ
            帰属し、奉仕したい


どれひとつとっても、真っ当な願いで、邪悪な意図などありません。

これこそが【分離の夢】を観つづけたいエネルギーたちです。

勝者と敗者がいる世界で、勝者になる夢を追いつづけるエネルギー
たちです。

悲しみと喜びのある世界で、悲しみではなく、喜びを得たいと夢見
つづけているエネルギーたちなんです。

このエネルギーたちは未来の進化を夢見るために時間を発明します。

でも、その進化は退化なくしては現象できないのです。

この【分離の夢】のなかに出口はありません。

これが架空の夢であることを「欲望」自身が見破るしかない。

これら個々の「欲望」は、それ自体で独立して存在はできません。

個々の「欲望」は、その対極の「欲望」を励起することによってし
か現象できないからです。

しかも、念の入ったことに、その対になっている両極の「欲望」は
同時に現象することすらできないのです。

なぜなら、対極の「欲望」を同時に現象させると、それは相殺しあ
って、光に帰り、もう【何か】であることはできないからです。

つまり、「欲望」とは、対極をなす一方だけに焦点をあわせること
によってのみ、かろうじて現象するものだということです。

いったい、ひとつの欲望軸の両端を見るとどういうことになるんで
しょうね? (?_?)

今度、同時にその両端を見てみましょうかね。(^_-)

ほんとうに、この「カラーローズ」で展開される“人間心理”の
世界って、いったいどこに向かっているんでしょうね。

(*^_^*)

『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこ
へ行くのか』( http://p.tl/0WWA )。(-_-)

次に機会があったら、また「カラーローズ」を別の視点から眺めて、
勝手な連想を楽しませていただくかもしれません。

いつもお断りしているとおり、これは「オーラソーマ」で認定された
見解ではありません。

「オーラソーマ」が、ゲーテの色彩論から引き継いだ「カラーローズ」
というすばらしいツールに触発された、まったく自由な立場からの
連想です。

おつきあいいただき、ありがとうございました。<(_ _)>

                          pari 記


       ………○…………○…………○………

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