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巻頭エッセイ


第168号 【パリさん】:カラーローズ―レッドの心理

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■ 1.【ぱりさんのオーラソーマ】:カラーローズ――レッドの心理
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ぱりさんのオーラソーマ、今回はレッドです。

ぱりさんも言っているように、これはオーラソーマとしての見解ではなく、ぱ
りさんの考えです。

でも色は普遍の言語(ユニバーサルランゲッジ)といわれているように、色の
成り立ちというものを、自分なりに、独自に考えてみるということはとても大
切かと思います。

読者のみなさんのなかでも、色の成り立ちについて、私はこう考える、という
ことがあれば、ここでも紹介させていただきたいと思います。

それはともかく、色は三原色からすべての色が成り立っているという考えがあ
ります。

カラーローズはその考えでできています。

http://aura-soma.co.jp/intro/color_language/

光の色の原理と絵の具の色の原理とは少し異なってはいますが、カラーローズ
は、それぞれの絵の具を混ぜ合わせると何色になるか、という原理を表してい
ます。

でも絵の具だと、全部の色を混ぜ合わせると、暗い茶色に近いような色になっ
てしまいますが、オーラソーマでは、クリヤーな色(カラーローズの中心の白
い色)になると考えますが、これはニュートンの光の原理、プリズムに光を通
すと虹色の色が現れる、というような原理です。

ですから光の理論にも粒子説と波動説があるように、色にもいくつかの原理が
あります。

そのなかで普遍的な色の心理というのは何だろう? というのが、このカラー
ローズの色の言語で考えていることです。

ブルーでは、神の世界、「存在」そのものが在る状態。宇宙が生まれでる根源
の状態というふうに考えました。

ぱりさんはそれを「神の視界、独存の平和(ブルー)」というふうに述べてい
ます。

そして、ブルーの青空のように、すべてに偏在している意識があって、そこに
イエローの個我が現れます。

それは青空に太陽が現れるように、この宇宙に人間の意識が存在した瞬間です。

「汝の意思」に対して、「我の意思」が現れたのです。

ぱりさんはそれを、「個別への意志、自尊と不安(イエロー)」というふうに
述べています。

そして、不思議なことに、ぱりさんも書いているように、そのブルーとイエロ
ー(あわせるとグリーン)に光を当てると、そこにレッドの光が出現します。

では、このレッドは何を表すのでしょうか?

大地、グランディング、物質世界、生命エネルギー、セックス、生殖などを表
します。

つまり、ここに命が形を持って現れ、行動し、その意思を実現していくのです。

空があり、太陽が現れた次には、この大地、地球、物質世界が出現するのです。

宇宙が存在し、宇宙(神、存在)の意思があり、その宇宙の意思を、人間を通
して、人間の意思を通して、具体的にこの物質世界に実現していく。それがレ
ッドの意味するところです。

ぱりさんは、それを「生命への熱情と欲望」というふうに述べています。

ブループリント、ソウルスターから、イエローの個性化のプロセス、インカー
ネショナルスターを通って、レッドのアーススター、この今ある地上で自分の
使命を実現していく大地のレッドへとグランディングしていくのです。

http://aura-soma.co.jp/intro/subtleanatomy.html

前回はエナジーレスキューのボトル、レッドがテーマでした。

今回は、レッドって、そもそもどういう色なの? 

ということを皆さん自身も一緒に考えてみてください。

では、ぱりさんのオーラソーマ、レッドとはどのような心理なのでしょう?

                                尚 記


      …………○…………○…………○…………


前回は、森羅万象という顕現の世界を生みだすために、神の微睡(まどろ)み
の名残りの色=根源色「ブルー」から、二元性に向けての大いなる第一歩であ
る「イエロー」が飛び出したというお話をしました。

そして、

           「見て、わたしは美しい!」

と言って、黄色のスポットライトの中に飛び出したのは、じつは、“あらゆる
彩り”になりきった個々の視点そのものだった、と……。

それは、すべてが一体である「全体」のなかに、潜在可能性として包含され、
安らぎ、微睡んでいた「部分」でした。

しかし、その「全体」のなかの「部分」が、どうしても自分を自分として体験
したい、他には代えられない「個別」としての自分を顕現したい、認めてもら
いたいと憧れたのです。

自分の“個別性”“固有性”を、つまりは自分を「個」として世界に宣言し、
認めてもらいたかった。

でもじつは、この「イエロー」の意図には根本的な虚偽があったわけです。

なぜなら、存在しているのは「じつは、自分ひとり」だったからです。

しかし、やむにやまれぬ顕現への“憧れ”のゆえに、ついに非顕現という絶対
の平安から顕現の世界に飛び出した瞬間、じつはひとりである自分のなかに、
ある分裂が起こらざるをえませんでした。

ついに、分裂という虚構に向けての第一歩は踏み出されたのです。

「全体」のなかに「個別」がありうるというこの幻想を実現するために、どれ
ほどの力業(ちからわざ)と、どれほどの対価が要求されることになるかなど、
まだ想像することすらできなかったのでしょう。

しかし、すでにやみくもに「個別」の実現を求めて、二極への分裂の第一歩は
踏み出されてしまったのです。

           「見て、わたしは美しい!」

と。

まさにこの瞬間こそが“ゆらぎ”、伸るか反るかの瀬戸際だったでしょう。

猛烈な自負と興奮、不安とおののきのなかで、何がなんでも、すでに踏み出し
てしまったこの一歩を裏付ける歩みを後続させなければなりません。

たとえ、虚構であれ何であれ、この期に及んでもう後戻りはできません。

しかし、どうしていいかはわかりません。

ただひとつはっきりしていることは、「もう引き返すことはできない……」と
いうことだけです。

なにがなんでも顕現の世界のなかで「個別」を実現したい……。

ここで、現象世界の顕現を目指した「イエロー」の意図は、信じられないよう
な蛮勇を振るい、途方もない“火事場の馬鹿力”を発揮します。

「一なるもの」の権威のなかに微睡む対極の光線「ブルー」にしゃにむにしが
みつくと、そのまま相手と重さなりあったまま、ありったけの意図の重みをか
けて、やみくもに未知のなかにもんどり打って倒れ込んだのです。(*_*)

このような死にものぐるいの策略によって、真のパワーの源泉である「光」の
魔法は起動したでしょうか……。

そう、「イエロー」の必死の思いに応えるかのごとく、幻想の現象世界にまっ
たく新しい光線「レッド」が誕生したのは、たしかにその瞬間でした。

その瞬間、物理次元という幻想の顕現宇宙にものすごい爆発が起動します。

いわゆる“ビッグバン”と呼ばれる現象です。

わたしたちの宇宙は、この爆発で誘発された意識宇宙の永遠の波立ちのなかに
存在しているのだとも言えます。

このとき起こったことは、あとで幻想の顕現宇宙のなかでくり返し実験され、
そのたびに観察者たちに新たな感動をひきおこすことになります。

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 英国にオーラ・ソーマのセンターがあり、デブオーラと呼ばれていますが、
 そこではガラス容器と非常に強い懐中電灯を使って、セミナーの中でこの光
 の実験が行われ、参加者に深い印象を与えています。ガラス容器の中に、後
 にバランスボトルに使用されるグリーンオイルを入れておき、そのあざやか
 な緑の液体の中に、強い黄色の光を当てます。黄色い光が緑の液体の中を通
 り抜けていくとき、とてもあざやかな赤が現れるのです。セミナーに参加し
 た人たちは心から納得します。
                 『オーラソーマ ヒーリング』(p97-98)
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「色の心理」のテンプレート「カラーローズ」に、「ブルー」と「イエロー」
の二極を安定させる三番目の光線「レッド」が差し込んだわけです。

かくて、現象宇宙という幻想の顕現世界を永遠に安定させる三極の基盤は調い
ました。

さて、ところで……。

なにがなんでも「個性」を実現し、体験し、嘆賞しようとした「イエロー」の
意図が、ついに現象世界に引き出した「レッド」の思いとは何でしょうか。

それは、実在する「一なるもの」の上に、「多様性」と「個性」の顕現を可能
にし、安定させようとする強い意志だと言っていいでしょう。

いわば、「レッド」の運命的な役割とは、森羅万象の顕現を可能にし、安定さ
せるための、不可逆的な駄目押しの一歩となることだったわけです。

「レッド」はその期待された役割を見事に演じなければなりません。

幻想の顕現世界を永遠に安定させるために、基盤の第三極「レッド」が宣言し
なければならない意志とは何か……。

そのメッセージを示す言葉を、

           「永遠に、わたしは生きる」

と表現してもいいでしょう。

だから「レッド」は、厳かに、そして見事にその意志を宣言したはずです。

でも、そのとき、この「レッド」の宣言のなかには、「一なる実在」の根拠の
上に、なにがなんでも「個」という虚構を顕現させたいという「イエロー」か
ら引き継いだ虚偽と矛盾が潜在していました。

なぜなら、「永遠に、わたしは生きる」は不動の実在の紛れもない真実でした
が、それはなにも努力して実現すべき目標などではなかったからです。

ですから、「第三の原色レッド」が

           「永遠に、わたしは生きる」

と宣言した瞬間、常在である不動の実在とは別に、秘かに“在るかのごとき”
幻影の次元が発生していた、と言わなければなりません。

これこそが、インドのヴェーダーンタ哲学が「マーヤ(=幻)」と呼ぶ幻想の
顕現宇宙の誕生の瞬間でした。

「一なる実在」は、永遠の不動として安らいでいます。

しかし、幻想の現象宇宙を“永遠の不動”として実現することはできません。

それでは、現象宇宙を認識すること自体が、不可能になるからです。

現象宇宙を顕現させるとは、“永遠の不動”という背景に対する「変化」を実
現することにほかなりません。

しかも、「多様性」と「個性」という虚構を“実在するかのように”顕現させ
るには、それらが対立し、対比され、矛盾し合うことを、許容しなければなら
ないでしょう。

つまり、その「変化」は、個々の変化が相互に対立し、対比され、矛盾し合わ
なければならないというわけです。

かくて、幻想の現象宇宙を実現するとは、“永遠の変化”を起動することにほ
かならなかったのです。

「一なる実在」が、“見る者”と“見られるもの”に分裂するということは、
じつは、永遠の分裂を誘引することだったのです。

……だからこそ、「レッド」が、

           「永遠に、わたしは生きる」

と、現象世界を実現する意志を宣言した瞬間……、幻想の現象宇宙に“超弩級”
の猛烈かつ永遠の連鎖爆発が起動したのです。

かくて、幻想の顕現宇宙の“永遠の変化”は運命づけられました。

不動の実在は、永遠の変化を続ける「顕現宇宙(マーヤ)」によって覆い隠さ
れることになりました。

古来インドで、リーラ(神の遊戯)と言われる“神の隠れん坊”の始まりです。

それは、大いなるゲームの始まりでした。

それは、「一なる実在」という不動の岩盤が、永遠に波立ち続ける海の誕生に
よって覆われて、見えなくなってしまった瞬間だったかもしれません。

あるいは、永遠に変化し続ける雲が、背後の太陽を覆い隠すようなものだった
かもしれません。

この「レッド」の光線の出現によって、「多様性」と「個別」を実現しようと
した「イエロー」の意図は裏打ちされました。

実現した「多様性」と「個別」とは、じつは、“永遠の変化”と“矛盾”によ
って裏打ちされなければ実現しないものだったのです。

しかし、「レッド」の強い欲望と意志の裏付けによって、「イエロー」が意図
した顕現宇宙は安定しました。

この【第三の原色レッド】が人間心理の世界で象徴するものを

               生命への熱情
               欲望と安定
               (レッド)

という言葉で表したのは、そのためです。

また、現象世界に「レッド」の光線が射し込むとつねに、われわれ人間の中の
何かが“熱くなり”“興奮する”のは、「イエロー」から引き継がれた虚偽を
強引に“押し通す”意志を感じて、それを無意識に再演するからなのかもしれ
ません。

そして「ブルー」と「イエロー」と「レッド」の三つの基本光線が射すことで、
物理次元には鉱物圏と植物圏と動物圏のすべてが展開する素地が調ったことに
なります。

幻想の物理次元は、着々と準備を整え、それなりに確固とした基盤を調えたの
です。

これで物理次元の登場者である人間のための、心理世界を展開するための基盤、
三つの光線が出そろったことになります。


               神の視界
               独存の平和
               (ブルー)

             //    \\

          生命への熱情 →  個別への意志
          欲望と安定  ←  自尊と不安
          (レッド)     (イエロー)


……。

また機会があったら、この基盤の「三原色」からどんなダイナミクスで二次色
が生まれ、それらがどのような人間心理を代表するのか、そんな連想を楽しま
せていただくかもしれません。

聞き慣れた話とちょっと違って、戸惑われたかもしれません。(*^_^*)

いつもお断りしているとおり、これは「オーラソーマ」で認定された見解とい
うのではありませんので、そのへん、ご了解を。^^;

言うまでもなく、「カラーローズ」という「オーラソーマ」の素晴らしい発明
に触発された、まったく自由な立場からの連想です。

お付き合いいただき、ありがとうございました。<(_ _)>

                                pari 記

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